【モンベルの大型店舗(LBS)】アウトドア用品大手が商機!人口2,300人の町が活性化

アウトドア用品

今回は北海道からです。夏の行楽シーズン、アウトドア用品大手のmont-bellが新たに出店したのは、人口2,300人の小さな町でした。その理由とは?

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▼内容
0:00 南富良野町。北海道の中心、富良野の隣に位置する自然豊かな町です。今年になって客が増えたのが…道の駅。その理由は、ことし4月にオープンした、アウトドア用品大手「モンベル」です。
0:20 (東京から来たお客さん)「きょう富良野に来たら寒かったのでモンベルに(子ども用の)上着があるか探しに来た」
0:26 (九州から来たお客さん)「便利さというよりは、ご当地限定の商品があるのでそれが楽しみで寄ったりする」
0:33 南富良野町の人口はわずか2,300人ですが、このお店、北海道では最大級。なぜこの町に、大型店舗が?
0:45 (モンベル 竹山常務)「雄大な自然が広がっていてアウトドアのフィールドもたくさんある。アウトドア用品が非常にニーズとしてはある」
0:58 実は南富良野町は、アウトドアで人気のエリア。登山やサイクリング、カヌーなど、本格的なアクティビティが満載。10万円を超える商品も売れ、店の売り上げは札幌に匹敵しています。
1:17 (竹山常務)「特に冬場は気候が結構厳しいということもあって、普段の生活の中でも高機能な防寒着が非常に重宝される。地方の方が我々メーカーにとってはチャンスがあるのかもしれない」
1:40 モンベルは14年前から、小規模な町への出店を始めました。北海道では旭川の隣の東川町や、オホーツクの小清水町にも出店しています。
1:59 地方への出店を機に「農業向け」のウエアにも参入しました。
2:05 (モンベル南富良野店 石川さん)「ポケットが下の方についているが、実際に農作業をするときにはエプロンをする。どうしても上の方にポケットがほしいと意見をもらった。」
2:14 地方にいるからこそ見えてくる商品開発へとつなげています。
2:20 地方部への出店は、ほとんどが自治体から誘致のラブコールを受けてのもの。補助金やテナント料の優遇に加え、コロナ禍で売り上げが落ちた都市部のリスク分散にもつながりました。
2:37 今も新たに北海道の2つの町が誘致に意欲を示しています。およそ5年かけて誘致にこぎ着けた南富良野町は…。
2:50 (南富良野町 企画課 川口さん)「お土産などの特産品の販売も例年にない売り上げで好調な記録を続けているので、地域への経済効果が見えてきている」
3:03 (日本経済新聞 久貝記者)「南富良野の道の駅は、これまで通過されてしまうのが課題でした。店舗ができたことで目的地となり、飲食店など地域への経済効果も生まれています。モンベルは製造販売だけでなく、イベントや大会などでも地域との連携を進めていて、さらなる相乗効果に期待できそうです」
3:26 役場には、こんな職員も。地域の活性化を目指す国の制度でモンベルから派遣された、今井さんです。
3:37 案内してくれたのは、かなやま湖にある町営のオートキャンプ場。これまで電話でしか予約を受け付けておらず、キャンプブームに対応できずにいました。4月からモンベルの予約システムを導入すると、100万人以上いるモンベルの会員へのPRにもなり、予約は去年の2倍に増えました。
4:03 (モンベルから派遣 今井さん)「モンベルはこの南富良野の店とホームページも含めてやっぱり皆さんにこの大自然を紹介する(最初の)一歩。これが我々の仕事」
4:15 アウトドアを核とした地域と企業のWin-Winな関係は、これからも広がりそうです。

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