“アウトドアグッズ”が防災グッズに! キーワードは「軽い・小さい・頑丈」無理なく備えを (22/09/04 09:30)

アウトドア用品

「防災の日」を機に、防災グッズについて考えた人も多いのではないでしょうか

 普段から防災グッズを買いそろえている人も多いかと思いますが、近年は、災害時にも役立つアウトドアグッズが注目を集めています。

 8月、北海道北部の中川町を襲った震度5強の地震。棚やタンスが倒れる被害がありました。

 震度5強以上の地震は、2022年だけでも、全国で7回発生していて、大きな地震はいつどこで起きてもおかしくありません。

 札幌にも活断層があり、最大震度7の巨大地震が起こることが予想されています。電気、ガス、水道などライフラインも大きな被害が想定されています。

 災害への備えも欠かせませんが、アウトドアスポーツ用品店では、アウトドアグッズが防災グッズとしても人気だといいます。

 元自衛官で防災の知識を持つ、齊藤慎弥さんに災害時に役立つアウトドアグッズを紹介してもらいました。その特徴とは?

 石井スポーツ 斉藤 慎弥さん:「軽量でかさばらない。頑丈であるということが挙げられる。防災グッズとしてだけ用意してしまうと、一度ザックに準備して何年もそのままの状態になってしまう人も多い。アウトドアグッズと併用することで、メンテナンスも含め管理ができる」

 災害時に役立つ商品をピックアップしていただきました。

 中でもオススメなのがキューブ状のランタン。おしゃれな見た目で、電気がなくても活躍する優れモノ。

 石井スポーツ 斉藤 慎弥さん:「8時間太陽光に当てることで、最小のライトの大きさだと3日間光り続ける。コンパクトに畳むことができるので、リュックに入れてもかさばらない。おすすめの商品です」

 また、こちらのモバイルバッテリー。アウトドアならではの頑丈な作りになっています。

 石井スポーツ 斉藤 慎弥さん:「接続部にゴムパッキンが内蔵されているので、水の侵入を防ぐことができる」

 そして防災食として欠かせないアルファ米。最近は、味の種類も豊富となっていますが、斉藤さんは、1つは味付きではない白米も持っておくと良いといいます。

 石井スポーツ 斉藤 慎弥さん:「味付きのごはんは、最初はみんな『おいしいおいしい』と言って食べるが、3日もすると白米がどうしても食べたくなる。キャンプする際に持っていって消費する。その消費した分を買い足して、どんどん循環させていけば賞味期限などを気にせずストックしていくことができる」

 アウトドアなど遊びの中に、防災を取り入れることで、無理なく、備えることが出来るかもしれません。

 災害時に頼りになるのがスマートフォン。安否確認の通話や停電時の照明、ライフラインの復旧見込みなどの情報収集など様々な場面での利用が想定されます。

 一方で、いくつか注意点があります。
菅井貴子気象予報士、防災士にうかがいます。

 菅井 貴子 気象予報士、防災士:「災害時はスマホのバッテリーは非常に貴重。情報収集には、ラジオを代用。さらに、ライトも可能であれば、懐中電灯を使えるようにしておいて欲しい。バッテリーを少しでも節約してほしい。

 あとは特に注意が必要なのが、キャッシュレス決済。普段から使っているという方も多いと思いますが、停電になってしまうと、使えなくなってしますので、現金もしっかり用意する必要がある」

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