値上げの秋が生活直撃“ビールの祭典”も悲鳴 キャンプブームに冷や水“買い控え”も(2022年10月2日)

キャンプ

今月に入り、お酒や調味料などおよそ6700品目もの食品が値上げされました。
ことし最多となる「値上げの波」は、食卓だけではなく、ある意外なところにも押し寄せていました。

▽「全部上がってます」値上げの秋に悲鳴
(若月愛実ディレクター)「3年ぶりに開催されているオクトーバーフェストです。席はもうびっしり埋まっています」
「3年やってなかったですよね、コロナで。今年は結構混んでますよね。一段と美味しいです」
“3年ぶりに復活”したビールの祭典「オクトーバーフェスト」
しかし、影を落とすのは“ビール価格の高騰”です。
(ヴァイアンステファン 小湊幸星店長)「(仕入値は)全部上がってます。値段据え置きのものは一切ないですね。基本的に仕入れは全て上がってます」
ウクライナ侵攻による原材料高や円安などで、仕入れ値が15%ほど上がったといいます。
(ヴァイアンステファン 小湊幸星店長)「(販売価格が)もう100円くらい上がってくるとちょっと嬉しいんですけど、出来る限りお客様の販売価格に乗っけないような形で頑張っている。久しぶりなのですごく楽しんでいってくださいねっていうのが一番。もうそれが一番ですね」

10月は値上げラッシュ。ことし最多のおよそ6700品目の食品が値上げされ、家計を直撃しています。
(2人家族 70代)「今(お店で)見たらね、ティーバックの紅茶が安い時は299円位だったけどいま399円で、ちょっとびっくりして」
(4人家族 50代)「値上げがあるっていう前にちょっとですけど、買いだめして。しばらく乗り切ろうかなと。子供ももう大きいんですけど、よく食べるので家計に響くなとは感じてます」

▽ランタンにスキレット 人気商品も“買い控え“
一方、値上げは食品以外でも…
(「食とギアの店MAX CAMP」 松浦高士社長)「フライパンとかスキレット、全部輸入になります」
キャンプ用品はm海外メーカーのものが多く、この店の6割以上が輸入品です。
Q. 円安の影響は当然受ける?
(松浦高士社長)「めちゃくちゃ受けます」
こちらのランタン。原材料高でメーカーが値上げし、さらに円安の影響で、販売価格を1300円近く上げざるを得なかったといいます。
(松浦高士社長)「高いものですと50%以上の値上げというのもきてますので、ここまでの値上げですと、さすがに企業努力では吸収できるレベルではないです」
キャンプブームで来店客こそ増えていますが、再三の価格改定で“買い控え”が起きていました。

この日、社長が訪ねたのは…
「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」
地元の信用金庫。資金繰りの相談です。
(松浦高士社長)「現状に関しては運転資金にも事欠くギリギリの状態で今やっているので、非常に厳しい状況になっております」
城南信金の調査では、半数以上の企業が急激な円安について「悪影響がある」と回答しています。
(松浦高士社長)「長期的なスパンで、円安がどうやったら解消するかっていうところまで踏み込んだ政策ですね、ここをきっちりやっていただかないと。一時的に介入したから円安が止まりました、それだけでは政策としては力不足だと思っています」

10月2日『サンデーステーション』より
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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