【山梨百名山#83,84】甲武信ヶ岳・破風山 ~テント泊で味わうシャクナゲ咲き誇る奥秩父の二山~

テント

甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は山梨県山梨市、長野県川上村と埼玉県秩父市の境にある標高2,475mの山で、日本百名山や山梨百名山の一つに選ばれています。
破風山(はふさん)は山梨県山梨市と埼玉県秩父市の境にある標高2,318mの山で、山梨百名山の一つに数えられます。

今回の山旅の起点はJR中央線塩山駅。
ここから山梨交通の路線バスに揺られて雁坂みちを北上し、奥秩父への一大拠点である西沢渓谷へ向かいました。

西沢渓谷からはしばらくきれいな渓谷沿いの遊歩道を歩き、旧西沢山荘の建物が残る場所が徳ちゃん新道の入り口です。西沢渓谷から甲武信ヶ岳へは主に徳ちゃん新道と近丸新道が通じていますが、今回はより歩きやすい前者を選びました。

また、破風山は甲武信ヶ岳や雁坂嶺経由で達するのが一般的な非常にアクセスが悪い山なので、今回の甲武信ヶ岳から奥秩父主脈をプチ縦走して破風山へ向かいました。

徳ちゃん新道は途中で近丸新道に合流して戸渡尾根と名前を変えて山頂に続きます。今日は快晴ではなくぐずっている天気ですが、湿度を帯びた空気に森の植物は喜んでいるようでした。

戸渡尾根は長大な奥秩父主脈にぶつかり、稜線を少し歩くと木賊山(とくさやま/2,469m)に達します。木賊山から甲武信小屋に向けて少し標高を落とすと、そこは「拳」の形をした甲武信ヶ岳の姿と穏やかな奥秩父の山々を一望できます。

木賊山と甲武信ヶ岳の鞍部にあるのが、今日の宿泊地でもある甲武信小屋です。歴史と温かさを感じる木造の山小屋です。今日は段なりになったテント場の下段にテントを張って一夜を過ごします。

テントを下ろして身軽になって甲武信ヶ岳へ向かいます。甲武信ヶ岳からは再び甲武信小屋に戻りますが、登ってきた木賊山の巻き道で奥秩父の主脈に合流します。

主脈に合流し穏やかで山深い山々に囲まれた景色の中を東へ進みます。途中盛りを迎えたシャクナゲのトンネルや賽の河原と呼ばれる地点を経て破風山の避難小屋に至ります。

避難小屋からは破風山へ向けて再び標高を一気に上げます。途中からは岩場がでてきて厳しさを増していきますが、ここは奥秩父の主脈上。振り返るとどっしりと構えた奥秩父の山々が美しい曲線をもってどこまでも広がります。

破風山は東西に分かれますが、今回は標高がより高く標柱がある西破風山へ向かいました。
すでに時刻は夕方5時近く、山頂へは長居せず小屋へ戻りました。

00:00 オープニング~西沢渓谷
01:04 西沢渓谷入口
02:58 徳ちゃん新道
09:15 徳ちゃん新道・近丸新道分岐
15:07 戸渡尾根分岐(奥秩父主脈へ)
16:03 木賊山
19:14 甲武信小屋
23:18 甲武信ヶ岳
29:55 破風山避難小屋
34:38 破風山

◆使用音源
フリーBGM DOVA-SYNDROME
Heitaro Ashibe 様 『船出』
のる 様 『鎮守の森』『朝霧の守り』『Camping in rain』『雨に消える声』『beautiful sky』
すもち 様 『苔むす森』

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