東京オリンピックのカザフスタン選手団が、久留米市で予定していた事前キャンプを中止したことがわかりました。
福岡県などによりますと、今年3月上旬に、カザフスタンのオリンピック委員会から久留米市に対し「選手の健康を考えて事前キャンプは取りやめ、直接選手村に入りたい」との打診があったということです。
カザフスタンからは、柔道などの選手や関係者約100人が久留米市で事前キャンプを行う予定でしたが、今月に入り「中止」の正式な文書が届き、県と久留米市も受け入れたということです。
福岡県内では、福岡市や北九州市など13の市と町で事前キャンプが予定されていますが、中止が決まったのはカザフスタンが初めてです。
このほか、築上町にはオセアニア諸国のパラリンピック選手団から事前キャンプ見送りの相談があったということです。