なんだか。。。ずいぶんと泊まりで山行ができていない。先月末の塩見岳以来だ。
そういうなか、八ヶ岳でテン泊山行しようというお誘いがあり、さっそく乗らせて頂くことに。。。クリスマスの雪山テン泊山行ってなかなか素敵です。そんな山行の動画を作りました。なかなか雰囲気がでていると思います。
というものの、週末に近づき天気予報で、最強寒波という言葉が聞かれるようになる、今シーズン一番の寒気が入ってくるとのこと、今回のメンバーの皆さまも心配が募りだし中止?という場面も。。。だけど赤岳鉱泉も営業しているし、耐寒テント泊をして、その翌日はそれぞれ各自の技量でそれぞれ好きなところまで。。。そんな計画とした。
基本寒気が入ってきており、冬型なのですっきりとは晴れず、ときおり青空がのぞいたり星空が見えたりといった天気。
最強寒波を警戒して、装備を暖かく整えて臨む。テント内の最低気温もマイナス15℃を下回ることはなかった。13~14℃くらいが最低でした。
翌日、4時起き5時出発で赤岳へ、地蔵尾根から登り、下りを文三郎とした。早朝ヘッドライトを付けての出発、地蔵尾根には先行者1名のトレースがありとても助かった。樹林帯を出る前に、ゴーグルや防寒着、ミトンの手袋に装換して稜線に備える。動画撮影用のGoProは電源を入れて動画を撮るたびに寒さで電源が落ちて死んでいく。(少ししか素材を撮ることができませんでした)
樹林帯まではマイナス15℃くらい、樹林帯を抜けるとマイナス20℃、稜線上ではマイナス23-4℃。。。マイナス25℃まではいかないものの最強寒波の風と寒さを体験することができました。(気温は手元の温度計による数値)
最強寒波を体感しながら、赤岳の山頂を取ることができました。赤岳へはひとりで歩いたため、ほとんど写真が撮れず、カメラもさすがに凍り付いて挙動不審に。。。GoProはほとんどダメで、小さい電池の交換も凍傷しないようにとなかなかできず。少しだけ自撮りをするもいい写真はほとんどなし。
赤岳展望荘が冬季の営業しています12/22~1/16まで。。。赤岳へいく途中で少し休憩させて貰ってとても助かりました(ありがとうございました。)
赤岳鉱泉も営業しており、水は貰えるし、夕食(ステーキ)を頼むことができて、そのぶん随分と楽をさせて頂きました。とても、楽しいなかなかの山行となりました。
#赤岳 #冬山登山 #八ヶ岳 #最強寒波 #日本百名山
ー・ー・ー・ー・ー・ー・注意事項・ー・ー・ー・ー・ー・ー
・最強寒波到来・・・ということでたとえ八ヶ岳でも、いつもより数段難易度が上がっています。(テント泊で一般ルートからの赤岳へ登頂する場合)
・アイゼン12本
・ピッケル
・赤岳鉱泉のテント場1張2,000円、水も小屋で貰えます
・テント設営時、シャベル、スノーペグ、テント内の水は凍ります
・テント場、トイレあり
・テント泊者も、小屋で夕食頼めます2,500円
・夜・朝の気温はマイナス15℃弱くらい
・厳寒期用ガス缶を使用
・赤岳へは、登り地蔵尾根、下り文三郎尾根
・赤岳への稜線では強風、マイナス23-4℃(手元温度計で)でした
・今回、シェラフはモンベルダウンハガー800#0プラス#5を重ねて使用
・美濃戸口までスタットレスタイヤ必要、美濃戸は4WDスタットレスで行けた(チェーン持ってなかったけど大丈夫でした)
・冬靴、厳寒期手袋、ゴーグル必須
・バラクラバとゴーグルの隙間が凍傷しました
・GoProの電源いれるとすぐ落ち(寒さでまともに動かない)
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1日目 山行:2時間45分(休憩含む)
10:35 赤岳山荘
10:45 美濃戸
10:50 美濃戸山荘
12:00 堰堤広場
13:20 赤岳鉱泉泊
テント泊
2日目 山行:7時間50分(テント撤収・休憩含む)
赤岳鉱泉テント泊
05:15 赤岳鉱泉
05:35 中山乗越
05:45 行者小屋
07:05 地蔵の頭
07:20 赤岳天望荘 07:30
08:00 赤岳頂上山荘
08:00 赤岳 08:05
08:10 竜頭峰分岐
08:20 キレット分岐
08:25 文三郎尾根分岐
08:25 赤岳主稜チョックストーン
08:50 阿弥陀岳分岐
08:55 行者小屋
09:00 中山乗越
09:20 赤岳鉱泉 11:45
12:20 堰堤広場
12:55 美濃戸山荘
13:05 赤岳山荘
音楽:FREE BGM DOVA-SYNDROME
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