バーベキュー, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=168777 / CC BY SA 3.0
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レストラン厨房での調理風景 アルゼンチンのパタゴニアで作られたバーベキュー(アサード) バーベキュー(英: barbecue、米: barbeque)とは、薪、炭、豆炭などの弱火によって肉や野菜、魚介類などをじっくり焼く料理、もしくは煙で、燻すその調理法や行為を指す。
定義では、半日以上じっくりと火を通した豚の丸焼きなどを指す。
短時間の直火だけで肉を焼き食す行為はグリル(英: grill)となる。
語源は、西インド諸島の先住民であるタイノ族の肉の丸焼き用の木枠(直火に当たらないように生木で組んだプラットフォームを使った調理法)を指す言葉(バラビク)が、「丸焼き」を意味するスペイン語のbarbacoaに転訛したもの。
英語圏ではBBQ(cueがQに置き換わる)やB.B.Q.、Bar-B-Cue、Bar-B-Qと略されることがある。
レストランの典型的なプレート(プルドポーク、チリビーンズ、テキサストースト) 典型的なプレート(リブ、ビーンズ、ポテトサラダ) 豚のリブ ブリスケット 豚や牛のリブや牛のブリスケットなどの柔らかくない肉を、蓋を閉めるなどして90~115℃程度の比較的低温で数時間から1日かけて蒸し焼きにし、骨から簡単にとれるほど柔らかくなるまで調理した物をいう。
調理時には煙や匂いが大量に出るため、専用の設備や換気装置の煙突などがない場合は、たいてい野外で行なわれる。
自宅の庭、ベランダやバルコニー以外に、キャンプ場や海岸、川辺、公園などで行うのが一般的で、またそういった調理と食事を野外で楽しむ行事自体も「バーベキュー」と呼ばれる。
アメリカでは年間数百ものバーベキューコンテストがあり、調理には時間がかかるので、開催期間は2日間にわたる。
16世紀、クリストファー・コロンブスはカリブ海のある島を「ヒスパニオラ」と名付けたが、後にこの島に上陸したスペインの探検家が先住民のタイノ族が直火に当たらないよう生木で組んだプラットフォームを使って調理しているのを見たことに由来する。
ただし、このような調理法が先住民が古くから行っていたものなのかヨーロッパ人によってアメリカ大陸に持ち込まれた調理法なのかはよくわかっていない。
同様の調理法は1540年にミシシッピ地域を訪問した探検家・エルナンド・デ・ソトによるチカソー族の豚肉の調理の記録にもみられるといわれている。
しかし、バーベキューが頻繁に行われるようになったのはバージニア植民地が建設されてからである。
豚肉や牛肉はヨーロッパから新大陸に持ち込まれた。
ノースカロライナのヴィネガーベースのソースは英国からの移民によってもたらされた。
また、サウスカロライナのマスタードベースのソースはフランスやドイツからの移民によってもたらされた。
開拓時代は火力のある燃料は望むべくも無く、当時の開拓民は栄養状態もすこぶる悪かったため歯が抜けるといった事情から、バーベキューは当時としては有効な調理法であった。
バーベキューを料理する人物のことを「ピットマスター」と言う。
アメリカ合衆国の植民地時代には主にアフリカ大陸からの黒人奴隷が実際の調理を務めていたが、奴隷解放後の黒人人口の北部流入とともにバーベキューの技術は北部にも広まった。
また、鉄道や運河の開発とともに西部にもバーベキューは広まった。
20世紀には商業的なバーベキューが始まり、イベント会場でのバーベキューやそれを常設化したレストランが登場し米国で一大ブームが到来した。
1920年代には家庭用グリルやチャコール・ブリケットが市場に売り出されるようになった。
第二次世界大戦後、米国では木炭の不足により下火になったが、1970年代には再びバーベキューの文化が復活した。
複数のテクニックがあり、単一の調理器具を使用する場合でもこれらの使い分けで多彩な調理を行う事が可能である。
また、主に川魚で串に刺して焼く事があり、これは「串焼き」とも呼ぶ。
肉類の味付けとして用いられるソースは、特にバーベキューソース(BBQソース)と呼ばれ、トマトケチャップやウスターソース、果汁類、ニンニクやショウガなどの様々な材料を混ぜ合わせて作られるが、市販品も多数売られている。
食材にソースやスパイス・ラブを塗布してから焼き上げる場合が多い。
オーソドックスなタイプのグリル 器具としては、(1)火格子式のグリルや焼き網など、火(熱気)が素通りするタイプと(2)鉄板式に大別され、食材を固定するものとして金串などがある。
グリルのブランド…