常念岳東尾根(冬季バリエーションルート)いつかは行きたいと狙っていたルート。ついに、登ることができました。出来る限りコンパクトに動画をまとめてみました。少しでも皆さまの山行の参考になればと思います。
冬季テント泊装備なので、なかなかハードな山行となることが想定され、一緒に登って貰える山友さんは見つからずではあったが、土日ともに天気はまずまず良好との天気予報であったので、私以外の登山者が何組かは山中でテント泊をするに違いないと判断し、ソロでも大丈夫であろうと決行することにした。
駐車場には何を勘違いしたか?最初一ノ沢方面の林道に入ってしまい、引き返して”須砂渡ゲート前”に7:15到着。4、5台のクルマがあり安心して登山を開始した。
63番管理道口に行くまでの林道も雪でまっしろ。先日からの大雪で登山道もどのくらい積雪があるのか心配していたが、トレースも十分、新しく降ったであろう雪の量もそれほどではなかった。行きはほぼアイゼンを履いて登り。帰りは山頂からテント設営地までアイゼン、その後、わかんを履いてあるき、笹が出てきてアイゼンに履き替えた。
テント設営は富士山と常念岳への尾根が見える樹林帯を抜けたところで設営。風に飛ばされない(飛ばされても引っ掛かるだろう)樹木の間の窪地に設営する。
天気予報どおり、初日はほぼ無風であったが、翌日3時ごろから少し風が出始めて、山頂アタックから帰ってテントを撤収するくらいの時間10時から11時くらいから風と雪が強まる。天気は悪化。そんななかご来光と星空、街の夜景など素晴らしい景色を堪能。。。しかもこの日に山中に泊まったのは私、ただひとりということでこれらの景色を独占するという贅沢なシチュエーションということになった。
過去、いろいろな山行をしたなかでも5本の指に入るくらいのハード(20kg超の荷物・雪・寒さなど)な山行でした。
#厳寒期雪山 #雪山テント泊 #常念岳 #冬季バリエーション #日本百名山
ー・ー・ー・ー・ー・ー・注意事項・ー・ー・ー・ー・ー・ー
・冬靴、厳寒期手袋、バラクラバ、ゴーグル必要、ヘルメットもね
・滑り止め(アイゼン12本は持って行ってください )
・ピッケル、スノーバスケットを装着したトレッキングポール
・ガス缶 厳寒期用ガス缶が必要
・水作りセット
・日中の気温は下部でマイナス5℃~0℃くらい
・樹林帯を越えるとマイナス10℃くらい
テント泊地点について
・通常2,000mから2,150mくらいの樹林帯の中の平地がベター
・今回は2,210m地点、樹林帯を抜けて低木がちょろちょろ生える登山道脇に設営
・スコップ(シャベル)要、スノーペグ要
・テント内はマイナス10℃
・水は凍ります
・早朝のアタック時の気温はマイナス14℃
・シェラフはモンベルダウンハガー800#0プラス#5併用
登山口(須砂渡ゲート・高圧電線鉄塔(高瀬川線No63)管理道口)
・ゲート前の駐車スペース8台くらい
・ゲート前にいくまでにも、スタットレス必要
・ちかくに”ほりでー湯”あり
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音楽:FREE BGM DOVA-SYNDROME
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