肉汁が溢れ出るパティが自慢。その名も「炭焼き都田バーガー」です。
<静岡県バーベキュー協会 鳥居克啓会長>「事前に予約が入るぐらい売れて、毎回すぐ売り切れになる」
静岡県バーベキュー協会会長の鳥居さんは、地元、都田町の食材を楽しんで欲しい、という思いでこのハンバーガーを作りました。
<静岡県バーベキュー協会 鳥居克啓会長>「(地元の食材を)食べる機会が増えると農家さんも喜んでくれて、お年寄りから子どもまでが楽しめるきっかけとなるバーガーを作りたという声が多かったので、それをバーベキューで形にした。こちらは地元の契約農家さんが作った玉ねぎ。まるたか農園さんのトマト。レタス替わりにハーブでサンドして食べる」
ハーブを提供している都田町の縁結農園です。
<縁結農園 松本良介社長>「12種類のハーブをそれぞれ刈り取って、すべてミックスした状態で渡して都田バーガーに入れてもらっている。(食材を)作っている側は地元の人に知ってもらいたい、鳥居さんみたいに活動をしている方がいるのは本当に心強いし、一緒にやれて光栄」
「消費者と生産者」をつなぐ、都田町で生まれたハンバーガーにはバーベキュー協会だからこその特徴があります。それは、炭焼きです。
<静岡県バーベキュー協会 鳥居克啓会長>「両面を簡単に炙ったら炭のないところ、焼くゾーンと焼かないゾーンに分けて保温ゾーンに移動して、後はフタをして待つ。強火で焼き過ぎると肉汁ばっかり出てしまって、肉のうま味が全部逃げてしまう。ゆっくり火入れをすることで、すごくジューシーでふっくらした、本当のうま味を引き出すことができる」
余熱で焼くことおよそ20分。
<静岡県バーベキュー協会 鳥居克啓会長>「ふっくらしてきた。中まで火が通った合図。肉汁もしっかりつまっている」
バーベキューのプロが作る「炭焼き都田バーガー」ですが、炭を使うことにはある問題があります。それは炭や灰の処分です。キャンプがブームとなり、炭を使った人たちがキャンプをした場所に炭や灰を捨てて帰り、火事なるケースもあります。その問題を解決するため静岡県バーベキュー協会では、独自の取り組みを行っています。
<静岡県バーベキュー協会 鳥居克啓会長>「バーベキュー協会では、出た炭や灰を必ず持ち帰って、地元の農家さんに灰を渡す。その灰を肥料にしてもらって、また、作られた野菜を食べる。環境にも優しいし、循環型のバーベキューを目指している」
環境にも優しいSDGsな取り組みです。
<静岡県バーベキュー協会 鳥居克啓会長>「バーベキューは人と人を繋げる文化、コミュニケーション。バーベキューが一つのテーマになるので、食べることもそうですが、バーベキューを通して、近所の方、会社関係、友達同士で、より一層のコミュニケーションを深めるツールとして使って欲しいと思う」
地元の食材で作った「炭焼き都田バーガー」には、人と人を繋げたいという思いと、地元愛が詰まっています。
炭焼き都田バーガー 1000円 問い合わせ:静岡県バーベキュー協会
053-428-2017
#LIVEしずおか 4月14日放送