八ヶ岳は原生林の中に生い茂る苔が有名ですが、まだこの時期、一面の緑の絨毯は雪の下です。
コメツガやしらびその美しい森が大地を覆っているので長く雪が残ります。
それでも、ひと雨ごとに、融雪はすすむのでしょうね。
今回は、そんな残雪期の北八ヶ岳、高見石小屋でテント泊。
小屋横の岩場をちょっと登れば、北八ヶ岳のすばらしい展望が待っています。それはまるで、お菓子の世界にいるようです。
一日の終わりと一日の始まり。。。を、そこで見たいなぁと思って向かいました。
この美しい森は、雪があってもなくても美しさに変わりがないですが、樹々の間から差し込む光は、雪の上にゼブラ模様を描きます。それが本当にキラキラとしていて、きれいでした。
壮大な稜線歩きも、気持ちが良いものですが、柔らかな光を浴びて、緑の匂いを感じる樹林帯歩きも大好きです。樹のあるところにはたくさん鳥もいますしね。
しかし、ひさびさのテント泊。。。
冬の装備で、重くて泣きそうです。バスも渋の湯までいかず、1km手前で降ろされてしまったのも地味にしんどい。もう・・・ちょっとしか足があがらなくて、ちょっとした段差がなかなか越えられなくて。高見石方面は、緩い斜度の行程なのに、こんなんじゃ登りたい山も登れませんね。もっと強くならなきゃ。
ちょっとしか進まなくても、前に進んでいけば、いつかは目的地に辿り付くものです。そんなこんなで、テント場に到着し、ジャジャーン!初ショベルの登場です。
高見石小屋で受付するのにマスクして入って、そのあと、テント設営で頭がいっぱいになってしまいました。作業しながら、暑ち~暑ち~っと思ったら、マスクしたままやっていました(笑)
顔汗ハンパない。まぁ。初雪上テントとしたら、こんなもんかな?
2日目所用があって、高見石小屋の揚げパン販売開始時間までいられなかったのが、非常に悔やまれます。お好きな味2種ももう選んでいるのに(笑)
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★登山記録★
【日程】2022年4月9日~10日
【天候】1日目:晴
標高2,225m(高見石小屋)付近:マイナス3度(4/9・18:32PM)
2日目:晴
標高2,225m(高見石小屋)付近:マイナス5度(4/10・5:35AM)
【登山口へのアクセス方法】電車・バス
【登山記録】
【1日目】
渋ノ湯(11:05)・・・賽ノ河原分岐(13:36)・・・高見石小屋(15:30)
【2日目】
高見石小屋(07:13)・・・渋ノ湯臨時バス停(10:19)
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