アウトドアなび

バーベキュー解禁も 3年ぶり”行動制限なし”大型連休 動物園の園長も「感無量」にぎわう行楽地 北海道 (22/04/30 07:00)

4月29日から大型連休が始まりました。新型コロナの感染拡大以降、緊急事態宣言などの「行動制限」がない初めての大型連休です。

 中田 和樹 記者:「午前9時30分です。開園と同時に多くの家族連れが来場しています」

 連休初日の29日、シーズンの営業がスタートした北海道旭川市の旭山動物園。

 大型施設の「えぞひぐま館」が完成し、初めて一般公開されました。

 えぞひぐま館では、ニジマスなども飼育していて、ヒグマを中心とした野生の環境にできるだけ近づけようとしています。

 Q.クマはどうでしたか?

 子ども:「でっかい!」

 Q.どんなところが怖い?

 子ども:「歯がこわい!」

 旭山動物園 坂東 元 園長:「感無量じゃないですけど、3年ぶりにちゃんと”見に来てください”と言えたことがうれしい」

 札幌市中央区の円山公園のサクラは、すでに満開を迎えています。

 火気の使用は禁止されていますが、3年ぶりに立ち入り制限は解除され、満開のサクラを間近で楽しむことができます。

 一方で、同市手稲区の前田森林公園では、3年ぶりにバーベキュー広場がオープン。さっそくサクラの木の下でバーベキューを楽しむ人たちの姿が見られました。

 公園の男児:「ウインナー(ソーセージ)を食べました。楽しいです」

 公園の男性:「久しぶりにバーベキューできてうれしい」

 札幌市内では、他にも白石区の川下公園、南区の藻南公園、清田区の厚別川緑地などで、29日から3年ぶりに炊事場が利用できるようになりました。

 同市中央区の円山動物園も、3年ぶりに入場制限のない大型連休です。朝から大勢の家族連れなどが訪れ、園内はにぎわっています。

 女児:「ゾウが見たくてゾウを見られた。鼻が長くて思ったより歩くのが遅かった」

 女児:「かわいい」

 登別市の「のぼりべつクマ牧場」では、1月に生まれた4頭のクマの赤ちゃんが人気を呼んでいます。

 子グマの名前は、大型連休中に募集しているということです。

 25日にサクラが満開を迎えた、函館市のサクラの名所、五稜郭公園にも大勢の観光客です。

 観光客:「上から見ても圧倒されますね」

 観光客:「こんなに人がいるなんてびっくりした。コロナが明けてレジャーできるようになったらいいな」
 
 北海道の空の玄関口、新千歳空港でもふるさとに帰ってきた人や観光客が多く見られました。

 東京からの帰省客:「北海道へは2年ぶり。思い切って戻ってみた。子どもがいるので早く孫を見せたい。なかなかテレビ電話だと伝わらないので」

 観光客:「北海道は食べ物もおいしいし、大好きです」

 JR札幌駅も道内各地に向かう利用客で混雑しています。

 JR北海道によりますと、連休中の予約状況は、2021年と比べ、在来線で約190%、新幹線が約160%に増えています。

 函館市に向かう観光客:「小学校でも習った五稜郭タワーと夜景を見たい」

 函館市に向かう観光客:「感染に気をつけて、基本的な感染対策をして行ってこようと思います」

 新型コロナの感染者数が高止まりするなか始まった大型連休。基本的な感染対策は忘れずに楽しみましょう。

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