ゴールデンウイークに、ブームのキャンプに出かける人も多いのではないでしょうか。いま話題になっているのは、カラフルなマーブル色をしたアイテム。実は、キャンプやバーベキューで火をおこす際に便利な着火剤を、“ホコリ”から作っています。
西染工商品事業部・福岡友也部長
「発生したホコリを使用していますので“今治のホコリ”。簡単に薪まで一気についちゃうので」
実際に燃やしてみると、簡単に火がつきました。いったい、どこで作られているのでしょうか?
愛媛・今治市にある、高い吸水性が特徴の「今治タオル」の生産工場に向かいました。
乾燥機の裏側のフィルターに、乾燥工程の中で発生した大量の綿ぼこりが付着し、たまっていました。綿ぼこりは乾燥していて火がつきやすく、火災の原因になることもあり、これまでは、産業廃棄物として捨てていましたが、その削減につながると、会社が“誇り”をかけて、今年2月、着火剤として発売しました。
福岡部長
「赤いタオルを乾かせば、赤いホコリが発生しますし、いろいろな組み合わせで」
カラフルな色合いとコロナ禍のキャンプブームで、全国から注文が相次いでいるということです。
(2022年5月4日放送「news every.」より)
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