今回はアメ車とはほとんど関係ありません。イタリア製高級キャンピングカーのお話です。
大阪のUGアーバンガレージさんに新型グランドチェロキーL 5.7L HEMIの取材に行った際に、「面白いクルマを仕入れましたよ」と見せていただいたのが、今回紹介している車両です。
ベースはフィアットの商用車部門である「フィアット・プロフェッショナル」が製造する小型商用車「DUCATO(デュカト)」。
キャンピングカーに仕立てたのは、レジャービークルの製造メーカーとして半世紀以上の歴史を誇る「Westfalia(ウエストファリア)」です。
筆者は欧州車には詳しくないのですが、撮影後に帰社してから調べたところ、フィアット・デュカト(ファンはデュカートと呼ぶみたいです)は、欧州の小型商用車市場において7割ものシェアを誇るヒット作であり、キャンピングカーのベース車としてもメジャーなんだとか。
しかもタイムリー?なことに、今年、2022年からフィアットが日本への正規輸入を開始しているそうなのですが、筆者は全然チェックしてませんでした(笑)。
フィアットはこのチャンネルにしょっちゅう登場するジープと同一グループ(Stellantisジャパン)だし、エンジンとかミッションとかシャシーをフィアット車と共有するジープも多いので、本当ならもっと勉強すべきなんですけどねぇ…
ま、そんな余談は置いておいて、今回取材した『ィアット・デュカト・ウェストファリア』の話をすると、「内容の割に安いかも?」というのが筆者の正直な感想です。
キャンピングカーとしての装備内容や造りはしっかりしてるのに、フルサイズバンをベースに製作されたアメリカの同様のキャンピングカーよりも圧倒的に安いんですよね。それこそ国産のキャンピングカーと大差ないくらいで、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
ただ、キャンピングカーって、購入時よりも購入後の方が大変なクルマだと思うんですよね。とくに大型モデルは。
まずは駐車場。立体式のタイプにはまず入らないし、屋外の月極駐車場を借りるにしても、普通乗用車用のスペースには収まりきれない場合も多いと思います。
キャンピングカーでアウトドアレジャーに出かけるのは楽しいと思いますが、帰宅後の掃除とかメンテナンスも大変そう。
日常的に使用する車両じゃないので、使用頻度によっては、調子を維持するのも難しい気がします。
最近はほとんど見かけなくなりましたが、90年代にはダッジバンのマキシロングやエコノラインをベースに製作されたキャンピングカーの中古車をたまに見かけてたんですが、それらの大半は、年式の割にビックリするくらい走行距離が少なかったんですよね。あれって、「買ったはいいけど乗る機会はほとんどなかった」みたいな、ガレージの肥やしになってたクルマ達だったと思うんですが、見た目や距離の割に状態の良くない車両が多かったんですよね。
そういう意味では、今回、アーバンガレージさんが提案する「購入する前に、まずはレンタカーで体験してみては?」というのは、非常に良いアイデアだと思います。何度かレンタルしてみて、「自分のものとして所有したい」と思えれば買えばいいし、「1年に数回程度使うだけならレンタカーで十分だな」と思うのであれば、買う必要はないし。
高額車両だからこそ「お試し」というのは良いと思いますね。
◾️取材協力
・UGアーバンガレージ
住所:〒567-0865 大阪府茨木市横江1丁目15−52
電話:072-638-5579
HP:https://www.ug-g.com
◾️撮影&編集:田中享
◾️アメ車ワールド
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