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世界で一番◯◯が置かれた場所でキャンプをした体験
これは職場の上司に実際に起きた出来事です。夏も終わり少し肌寒くなったころ、谷川岳へ登山に行きました。途中、テント泊も含めた1泊2日の日程です。久しぶりの谷川岳登山ということもあり、楽しみを膨らませて当日を迎えました。登り始めると、紅葉が色ずき始めた山々の景色が美しく、立ち止まって写真を撮ったりしていると予定より工程が遅くなってしまいました。
夕方になり、テントを張る場所を探していると、あるキャンプ場が目に入りました。そのキャンプ場は世界で一番◯◯が置かれた場所だと言われていました。◯◯の部分は具体的には何かは伏せておきますが、とにかく不気味な雰囲気が漂っていました。
上司は「ここでキャンプをしよう」と提案しましたが、私たちは何か違和感を感じていました。それでも疲れていたこともあり、テントを張ることに決めました。
夜になり、テントの中で寝ていると、不思議な音が聞こえてきました。何かがテントの外で歩いているような音です。私たちは怖くなり、懐中電灯を手に取って外を見てみると…何もありませんでした。
しかし、その後も不気味な音は続きました。上司は「気のせいだよ」と言っていましたが、私たちはどうしても安心できませんでした。
夜中に目を覚ますと、テントの外から不気味な声が聞こえてきました。「助けて…」という声です。私たちは驚きましたが、外を見ても誰もいませんでした。
翌朝、テントから出ると周りには何もありませんでした。しかし、そのキャンプ場から離れると不気味な音や声は聞こえなくなりました。
この体験以降、私たちは世界で一番◯◯が置かれた場所でキャンプすることはありませんでした。