厳寒期 北岳(2泊3日テント泊)夜叉神峠より Mt.Kita-dake Midwinter period

テント

厳冬期の北岳へ
正月明けにチャレンジしようとしていた北岳ですが、そのときは強風予報に怖気づいて山変することになり登ることができませんでした。その後も北岳を狙いたいと思い毎週毎週、天気予報とにらめっこ。そしたら今週は北アルプスは天気が荒れているものの、南アルプス一帯は快晴予報!それならやっぱり北岳!ここしかない!貴重な3連休を無駄にする訳にはいかない。厳冬期の北岳へいざチャレンジ!

3連休、そして晴天予報。たくさんの登山者が北岳へ向かうのではないかと予想しておりましたが、夜叉神峠駐車場から北岳に向かう登山者はなく、皆さん鳳凰三山方面へ消えていきました。(大丈夫?と少し不安になる)

・夜叉神ゲート
やっぱり恒例の監視員さんとのやり取りあり「自己責任で入山させて頂きます」。ちょうど6時半くらいに監視員さんが建物にはいったので、それより早い時間にゲートをくぐられたかたは、フリーで通過できたと思います。

・鷲ノ住山取付き
夜叉神ゲートからは林道歩き、大きな長いトンネル2本と小さなトンネル多数。夜叉神トンネルの中央付近は水が溜まっている場所があるので、ヘッデンつけて足元照らして進む必要あります。鷲ノ住山への取付きがわかり難いという場合もありようですが、今回は林道に雪が積もっており登山者のトレースが普通に鷲ノ住山へ向かっていたので、間違いようがなかった。鷲ノ住山の取付き付近の岩場はちょっと厄介な場所が数ヶ所ある。発電所まで体力は削られるが普通にいける。

・野呂川林道接続部
ここの岩場が曲者。。。あった登山者皆さん、ここに苦しめられていた。ドロドロになるし。荷物が岩に競合するしたいへんでした。ただ登りは結構、危ないと感じましたが、下りは意外とスルッと通過できた。雪は少ない場所ですが、アイゼンは履いた方がいいです。

・池山尾根
歩き沢橋の手前のバス停あるところから取りつきます。ここも間違うことはないとおもいます。池山尾根の稜線にあがるまで急登のつづら折りが続きます。体力を削られてヘロヘロで登りました。池山の山頂はわかり難いですが、山頂につけばゆっくりと下りていけば御池小屋にまもなく到着です。

・池山御池小屋(テント設営地点)
3連休は混むと聞いていたが、小屋はすでにいっぱい10名ほどの登山者。テントは大型2つの他、ソロ5張くらい。25名以上がこの連休に北岳に集まった。6:4くらいで夜叉神からの登山者が多かったように思います。

・池山吊尾根、八本歯のコル
ハーネス、ロープを用意していた登山者が多かったように思うが、実際にロープを使用していた登山者は少なかったように思います。私たちもフリーで通過しました。樹林帯を抜けたところでトレッキングポールをデポしてピッケルに換えましたが、八本歯のコル手前までトレッキングポールの方が良かったと思う。

・山頂へ
ほぼ夏道の上を通ってルート取りしましたが、山頂付近直下あたりは夏道をそれて岩場直登ルートを通った。登りはルンゼ帯より、下りは尾根芯側で。。。

・北岳山頂
3パーティ目の山頂到着となった。風も穏やかで写真を撮ったり、景色をみたり割と余裕があった。

・下り
13:30ごろから青空がなくなりだして、雪がちらつく。15:00くらいに御池小屋のテントまで戻ることができた。2泊目して翌日下山

やっぱり厳冬期の北岳は2泊3日の行程は必要だなっと思った。
3連休が混むのは当然だと思います。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・注意事項・ー・ー・ー・ー・ー・ー
・滑り止め(G12の長い爪のアイゼン)
・ピッケル
・池山御池避難小屋(3連休はいっぱいになる、トイレなし)
・夜の気温は外気マイナス15℃くらい、テントはマイナス13℃
・厳寒期用ガス缶が必要
・早朝の山頂アタック時の気温はマイナス20〜15℃くらい
・太陽が登って、山頂に向かう南側斜面を登っているくらいはマイナス10℃くらいとすごく暖か、暑いくらいとなった
・今回、シュラフはモンベルダウンハガー800#0
・駐車場に行くまでの林道も凍結個所があり、スタットレスタイヤ要
・冬靴、厳寒期手袋、ゴーグル必要
・駐車場はこの時期満杯になることはないと思われます
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音楽:FREE BGM DOVA-SYNDROME
https://dova-s.jp/

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