★説明文
朝市を回り、二番館で海鮮を食べました。昼は立待岬や函館山を観光し、夜はスープカレーの吉田商店に行きました。
函館二日です。2024年5月16日朝8時半頃です。朝市仲通りから函館駅に向かって歩き、右手朝市広場の物産街に入ります。函館朝市公式ページにマップがありますので、便利です。
海産物が多いですが産直の農産物もあります。良いものが並んでいると思いますが、道の駅に比べると観光地価格でちょっとお高めな感じがします。ぞっこんイカ本舗はお客さん多かったです。活けカニがたくさん売ってます。いくら、塩水ウニもあります。良いものでしょうけどちょっと高すぎて手が出ないです。マルタイチ藤井一郎商店は、人だかりになっています。干し貝柱、昆布、鮭とば、など乾物が人気みたいです。荒木商店には新鮮なイカ、ホタテ、カニなどがあります。これらはすぐ調理してもらって隣接しているフードコートで食べられます。
駅二市場にも行きました。有名な活いか釣り堀があります。釣ってすぐ調理してもらえるので透明なイカ刺しにゴロも生でついていて、(ゴロっていうのは肝かなんか内臓のことですが)活造りみたいな感じで食べられます。価格は1000円ぐらいですが日によって変わります。駅二市場2階に朝市食堂二番館があります。500円どんぶりで有名です。これは外階段ですが、この日は中央階段から入るようになっていました。
朝市大通り沿いのカネニ藤田水産に行きました。カニの専門店です。松前漬けやカニまんはオリジナル商品です。カニまん500円を買いました。蟹の身がたっぷりはいっていて、カニ味噌もからめてあります。ふわふわアツアツのまんじゅうにカニの食感と風味をしっかり楽しめるあんがぎっしりつまっています。
どんぶり横丁を通ってみます。海鮮丼のお店が軒を連ねます。活けいか踊り丼の一花亭(いっかてい)たびじは有名です。馬子とやすべ食堂は人気みたいで並んでいる人が居ます。たくさんお店がありますが海鮮丼2000円から3000円くらいが多いです。朝市に来ている人はほぼ100%観光客なのでだいたい観光地価格です。
そんな中でちょっと異色の存在が500円丼の二番館です。「二番館」の一般的な意味は、一番館(封切り館)の次に、新しい映画を見せる映画館ということなんです。だから市場直営のこの二番館も「活け」のように超新鮮ではないが、お安く提供できるという意味でそういう名前になっていると思います。駅二市場の2階です。中央階段から入ります。朝9時ごろでしたがその時間ならまだすいていると思います。五目丼、カニ丼、鮭親子丼、ジンギスカン丼イカ三升(さんしょう)漬け丼、イカ刺し丼、これらが税抜き500円です。イカ三升漬け丼に心動かされましたがイカ刺し丼にしました。あと、せっかくなんで、なかなか食べられないものと思って帆立の刺身も頼みました。こちらは1000円です。つまりイカ刺し丼2杯分です。しかし、これは見たことない赤いのが付いてます。というかそれのほうが多い。肝なんだろうかと思いましたが、卵巣だそうです。イカ刺し丼は透明な甘いイカとかそういうものではないですが、おろし生姜をのせて醤油をかけて、たくさんのごはんといっしょに食べればそれはそれで文句なくおいしいです。コスパとしては何も言うことはないです。ホタテの卵巣は1月~5月頃までの期間だけにあるらしくオスなら白子になるそうです。これは赤いのでメスです。二番館と言えどもすごい新鮮で生臭みがまったくなかったです。柔らかくとろっとした食感で、クリームのようなコクがありますが、それでいて淡白でクセのない白子のような味わいです。これは生まれて初めて食べました。非常に上品で美味しいものです。貝柱と一緒に醤油を少しつけて食べれば、ご飯がメチャメチャ進みます。これはコスパとか何とか言うようなものではないです。函館の二番館で食べたことが記念になりました。多分ずっと忘れないと思います。ごちそうさまでした。贅沢なブランチでした。
函館市内から、函館山のふもとの左側に向かっていくと立待岬があります。途中、石川啄木一族のお墓がありました。駐車場から函館市内が見えます。津軽海峡を挟んで対岸は青森県下北半島の大間ですが、ちょっとよく見えなかったです。天気はよいですが風が強く、波もかなり荒いです。
昨日登った函館山ですが、昼間は山頂展望台の駐車場が無料です。昼はどんな感じなのか行ってみました。NHKやTV各局の送信所があります。昼は全然混んでないです。ちょっとガスが出ていて見えにくいですがなんとか見えます。昨日の夜すごい人だった展望台の一番上にも行きました。昼は流石にあまり人はいないです。風がかなり強くガスも多いですが昼の函館市も一望できました。
夕食は吉田商店のスープカレーにします。函館市街ですが駐車場がちゃんとあって8台くらい停められます。歩いてすぐのところにお店があります。赤いドアが目立ちます。スープカレーと言えば札幌のソウルフードと言われますが、函館の吉田商店もスープカレーの専門店です。木造古民家のような店内は小学校のイスや机がならび昭和の時代を再現した雰囲気になってます。我々は板の間の小上がりに案内されました。昭和のテレビやダイヤルの黒電話が置かれ、オロナミンCのちょっと錆びたブリキの看板とか懐かしくも、おもしろいインテリアです。トロッとしたポーク角煮カレー(背脂in)¥1080と海の恵みシーフードカレー¥1080を頼みました。10段階から辛さを選べます。2辛と3辛にしました。あと、トッピングもいろいろあるのですがとりあえず基本のままで頂きました。大きくて柔らかい豚の角煮が二つ入っています。さっぱりしたスープですがいろいろな香辛料がブレンドされていてコクと深みのある味わいです。シーフードカレーはさらに魚介の出汁の味が加わって辛いけど旨味が強く、甘みもあるカレーです。カレーライスはごはんの上にカレーをかけて食べますが、スープカレーはスプーンでごはんを取って、それをスープに浸して食べます。角煮のように大きな具材でも軟らかいのでスプーンでほぐれます。
食事中ですが津軽海峡フェリーから連絡があり、明日海が荒れるので欠航するかも知れないということでした我々はいつ帰ってもよいというか、帰らなくてもよいのですが、このあと、仙台の友達に会う日や東京のいちゃりバーに行く日を決めていたので対策を考えないといけないです。ともかくスープカレーは美味しかったです。なかなかこの味は出せないと思いますが、家に帰ったらスープカレーのレシピを調べて作ってみようと思います。
これで、たくさんの良い思い出ができた北海道ともお別れです。次回は予約していた津軽海峡フェリー欠航というアクシデントに見舞われましてかなり動揺しましたが結果的には本州青森に無事たどり着きました。そんなエピソードも交えたお話になります。
★目次
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★カミさんがこの日のショートをUPしています。そちらもよろしくお願いします。
★資料
函館朝市公式ページ
https://www.hakodate-asaichi.com/
カネニ藤田水産
https://www.hakodate-asaichi.com/shop/fujitasuisan/
函館朝市マップ
https://www.hakodate-asaichi.com/pdf/top-map05.pdf?v=202304a
吉田商店
http://yoshidashowten.com/
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