車中泊

車内泊

車中泊, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=374441 / CC BY SA 3.0

#宿泊
#鉄道旅行
#自動車
#登録商標
車中泊(しゃちゅうはく)とは、自動車または電車内で夜を過ごすこと。
「車中泊」の定義は団体や媒体などでばらつきがあり定まっていないが、本項目では多くの媒体で解されている「通常移動手段として用いている自動車や鉄道車両を宿泊施設の代替として用いてそこで就寝する」事例について記すこととし、車内での一時的な休憩や仮眠、あるいは車両自体が固定されており宿泊施設として取り扱われているもの(SLホテル・列車ホテルなど)については本項目では取り扱わない。
日本語に関しては定義のとおり。
初出は不明。
英語(事実上の国際共通語)では、”stay in a vehicle” が、おおよそながら対訳語といってよい。
また、”spending the night in a vehicle” という言い回しは「(陸上輸送用の)乗り物の中で一晩を過ごすこと」、すなわち「車中泊」という意味になる。
“vehicle(ヴィークル)” は「陸上の輸送用の、車輪がついた乗り物」全般を表す語であるため、この部分を各種の乗り物を表す語 (train, car, my car, bus, etc.) に換えることで特定化できる。
中国語では「在車上過夜(簡体字:在车上过夜)」といい、英語と同様、「車」は「火車(和訳:汽車)」「電車(和訳:電車)」「汽車(和訳:自動車)」「公共汽車(和訳:乗合自動車)」などに置き換え可能。
大別すると、「自動車(自家用車・大型トラックなど)を駐車スペースに停めて、その車内で就寝する」ものと、「移動中の公共交通機関(列車・夜行バスなど)の車内で就寝する」ものに分けられる。
前者の場合は、自家用車の場合は基本的には駐車場などに駐車して行われている。
自動車での車中泊は、自動車での旅行や、災害などで住居を失った場合の車上生活などの形態として見られる。
後者の場合は、ほぼ同等のものに、船で旅をしつつ船内で泊まること、つまり「船内泊」や、飛行機で旅をしつつ飛行機内で泊まること、つまり「機内泊」などがある。
なお、列車が事故や災害などで運行休止を余儀なくされ、道中の駅または線路上に停車中の車内で一夜を明かすことも「車中泊」と表現することがある。
自身が所有する自家用車(乗用車やワンボックスカー・ステーションワゴンなど)に寝具を用意し、或いはあらかじめ寝具がセットされたキャンピングカーの車内で就寝するものである。
旅行等での行程上の車中泊にはメリットとデメリットがある。
自家用車の場合、シートを倒すなどして車内に水平面をつくり、そこに布団や寝袋などの寝具を置いて就寝する。
外光が入り込まないように窓ガラスにシートなどで目隠しをすること、車内灯具を用意することも推奨される。
車中泊のために車両を停める場所として想定されうるのが一般道路上の道の駅や高速道路上のサービスエリア (SA)・パーキングエリア (PA)、あるいは専用に整備されたオートキャンプ場などであるが、そもそも道の駅やSA・PAで認められているのはあくまでも「(安全運転のための)仮眠、もしくは長時間の休憩」のみであり、そこで車中泊を行うことは「仮眠の延長」程度までであれば認められているともいえるものの、道の駅やSA・PAなどで明確に宿泊を目的とした駐車(日中にまたがる長時間の駐車や連泊、駐車枠を複数台分使用した駐車など)あるいは施設を利用した炊事やゴミ・汚水の処理などを行うことは、施設管理者や周囲の車両とのトラブルの原因ともなり、マナー違反とされている。
実際、国土交通省道路局の「道の相談室」では、「『道の駅』駐車場での車中泊は可能ですか?」との問いに対し「駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています」と明言している。
こういった状況を受け、キャンピングカーに関する活動を行っている一般社団法人日本RV協会では、連泊など長期滞在を容認し、電源やトイレ、ゴミ処理施設などが整備された駐車スペースを「RVパーク」として認定する活動を行っている。
災害時に家屋損傷などの理由で自宅での寝泊まりが困難になった場合、やむを得ず自家用車で車中泊を行うことがある。
かねてより家屋損傷が大規模に発生した地震災害(阪神・淡路大震災や新潟県中越地震など)の際にも見られたが、災害対策基本法においては避難の形態としての車中泊は想定されていなかった。
しかし2016年(平成28年)の熊本地震の際、余震の継続を理由に自宅に被害がなくとも避難した住民が殺到したこと、さらには避難所の耐震性への不安…

コメント

タイトルとURLをコピーしました