壊れてしまったけれど捨てられず、家に置きっ放しになっているモノがあるという人も多いのではないでしょうか。こうした中、壊れたり、不要になったモノを、魅力的に生まれ変わらせる取り組みが進められています。
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壊れたけれど、捨てられないものをどうすればいいか? アウトドアメーカーのモンベルでは、このような悩みを解決するサービスを行っています。
モンベル広報 金森智課長
「ウエアの破れ・修理などがお客さまから持ち込まれます」
購入した商品を修理してくれるサービスを、約50年続けています。「服の破れによる修理依頼が一番多い」といいますが、修理するのは服だけではありません。
モンベル広報 金森智課長
「(テントのポールが)強風にあおられて折れたりとか、設営時に踏んづけてしまったりとか、それで交換に来られる方がいます」
大型連休の後などに、「キャンプグッズ」の修理依頼が増えているといいます。モンベルがこのサービスを続けているのは、「廃棄の前に、修理も考えてみてほしい」という思いがあるからです。
モンベル広報 金森智課長
「比較的、高額な商品もありますし、愛着ある(アウトドア)用品なので、修理できるかどうか聞いていただけたら」
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ユニクロでは、修理だけでなく、さらに魅力的に生まれ変わらせる取り組みが行われていました。破れてしまった洋服を補修したり、刺しゅうなどでリメークするサービスです。(ユニクロ世田谷千歳台店 3月31日まで 500円~)
さらに2022年12月から、日本の伝統的な刺しゅう「刺し子」を使って服を生まれ変わらせるサービス「SASHIKO by UNIQLO」も始めました。「刺し子」とは、補修などのために、幾何学模様を服に刺しゅうすることです。ジーンズなどにオリジナルの刺しゅうをすることで、より長く愛せる服に変わります。
ファーストリテイリング コーポレート広報部・花田彩さん
「1つの商品をより長く大切に着ていただけるよう、サポートしていきたいと思っています」
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捨てたいけど捨てづらいモノの回収サービスも行われています。衣料品メーカーのワコールでは、「ブラジャー」を回収し、生活雑貨などの部品にリサイクルする活動を行っています。
心理的な部分で捨てづらさを感じる下着ですが、袋に詰め、店舗に持ち込むと、開封されることなくリサイクル工場に運ばれ、プラスチック樹脂などに生まれ変わります。昨年度は25万枚以上を回収しました。
ワコールではこの取り組みをきっかけに、「不要な下着を見直したり、リサイクルに参加したりする人が増えてほしい」ということです。
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さらに、家具大手のニトリでは不要になった”カーテン”の回収を行っています。(2月26日まで・デコホームを除く)
引っ越すとサイズが変わるなど、使いづらくなってしまうカーテンですが、持ち込むと、店舗などで使える300円相当のポイントがもらえます。カーテンは海外でリユースされるほか、国内で自動車の断熱材などとしてリサイクルされます。
ニトリホールディングス 広報・岩脇由依さん
「『まだ使えるのに捨てないといけない』という思いを払拭させたいなと」
これまでに、約380万トンのカーテンが回収されているということです。
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捨てる前に、一度立ち止まって考えてみる。1人1人がものを捨てるということについて、考え直してみることも大切かもしれません。
(2023年1月18日放送「news every.」より)
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