福岡県柳川市の美容専門学校でバーベキューの火が燃え移り生徒4人が死傷した事故は、24日で発生から1か月となります。学校側は、人選の方法が疑問視されていた第三者委員会について、設置の先送りを決めました。
◆18歳の生徒が死亡
この事故は、先月24日に柳川市の「ハリウッドワールド美容専門学校」で、バーベキュー中に20代の男性職員がコンロの中に消毒用のアルコールをかけ爆発的に炎上。男子生徒4人に燃え移り、全身にやけどを負った18歳の生徒が死亡したものです。
◆人選方法などで異論相次ぐ
今月17日に開催された保護者説明会で、学校側は第三者委員会を23日に設置して事故の原因などの調査を始めるとしていましたが、保護者側からは委員の人選方法などについて異論が相次いでいました。
保護者「学校が都合のいいような人を選べるよっていうことにもなりかねないですから、だからお手盛りじゃないですかと言っているんです」「第三者委員会が何をして、結論はどうなるのか、責任とかどうなるのか決める組織ですかという質問についても、まったく答えきれていない。これ重要ですよね」
◆設置時期のめど立たず
これらの保護者の声を受け、学校側は23日に予定されていた第三者委員会の設置について、先送りをきめました
保護者「やっぱりなというのが第一印象」「中立的な立場で、保護者にも学校側にも寄り添える、公平な判断ができる組織で(調査を)行ってほしい」
第三者委員会について学校側は、福岡県の助言や指導のもと慎重に委員を選び、公平で客観的な調査を行うとしていますが、設置時期の目処は立っていません。
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