天気予報は微妙だったんだけど。。。入ってみたら大絶景！そんな週末でした。
今回選んだ山は、明神岳主稜からの前穂高岳
昨年10月に挑んだけれど、強風で撤退した山です。
→前回の撤退動画はこちら・・・
(明神岳主稜撤退(バリエーションルート)）
このルートはバリエーションルート、一応、山中でのテント設営も許されるはず、ということでテント泊で挑みました。そして今回は明神岳の山頂にテント設営できるスペースがあるということで、山頂テント泊というのを狙ってみました。
明神岳主稜縦走、それなりに危険な場所もありますが普通に登れる範囲だと思います。ただ、2峰からの下りは懸垂下降が必要となりますので、50m(40mでも可)ロープが必要です。
・上高地から岳沢湿原・岳沢登山口
朝の上高地は気持ちいい。ただ、初日の朝は穂高の頭は見えていたけど、明神岳側は頭が雲に巻かれている。我々が登るころにはガスが取れていて欲しいという願望を抱きつつ岳沢登山口へ
・明神岳バリエーションルートへ(5峰まで)
岳沢登山口からの明神岳主稜への取付きは、岳沢登山道の7番(青い看板)からつながる明神岳南西尾根から入っていきます。踏み跡はしっかり、ルート明瞭。なんの問題もない。ただし急登です。トラロープがでてくるとまもなく岩場、細尾根が出てきます。5峰の肩にはテント設営できる場所が4、5か所あります。大人数のパーティはここで、その先にはテント設営、複数張できる場所はほぼないです。
・明神岳Ⅴ峰
ふつうに登れます。ピッケルあります。
・明神岳Ⅳ峰へ
ただただ、踏み跡に沿って歩くだけ。イージーです。
・明神岳Ⅲ峰へ
巻きました。普通に登れますが、下りるのは少し工夫(ルート)が必要です。多くの登山者はここは登らず巻く感じです。
・明神岳Ⅱ峰へ
ここの下りは北側に支点が構築されているので、それを利用して懸垂下降となります。Ⅱ峰の北壁は2段となっており、上部20m、下部15mくらいなんで、今回50mロープを用意しておりました(40mロープでも可)。登りは東側のルートとなります。上部に支点がありビレイに使えます。残置ロープがありましたが、いつまであるか？強度などこれをあてにするのは問題ですので。。。ちゃんとロープを持って来てください。
・明神岳主峰へ
テント設営しました。絶景のテント場でした。下りはすこし手前から西側へ下りました。主峰のてっぺんから1段くだったところに比較的広いテント設営ポイントあります。(今回は明神岳東稜から登って来た登山者に、山頂を譲ってもらいました。そして彼らは主峰の1段下でテントを設営)
・奥明神沢のコルへ
ここも残置ロープが引いていますが、ふつうに足場もあるので下りれます。奥明神沢のコルにはテント設営できそうなビバークポイントありません。最終ビバークポイントは中明神沢のコル付近になんとかテント設営できそうな場所がありました。
・前穂高岳へ
前穂の手前に大きな岩のドーム(小ピーク)があります。ひだりから巻くのもいいですが、ふつうに登って下りることもできます。少々ルーファイ必要。
・前穂からの下り
ふつうの一般ルート、それでもこのルートは段差のギャップが大きく疲れる。途中、岳沢小屋があるので、飲み物、昼食(10:30～14:00)などが取れる。飲み物冷えてないのが残念。トイレも使える。
とにかく、天気微妙だと思って入った山行でしたが、めっちゃ素晴らしい！素晴らしすぎる絶景に出会うことができました。こんな山に登れるのは本当に信頼できる山友さんのお陰。今回もご一緒頂きました山友さんに超感謝。
#明神岳 #前穂高岳 #バリエーション #明神岳南西尾根からの明神岳主稜 #上高地 #岳沢小屋
ー・ー・ー・ー・ー・ー・注意事項・ー・ー・ー・ー・ー・ー
・沢渡駐車場(この時期、十分空きあり)
・水はひとり5L弱づつ背負いました
・登攀器具
・ヘルメット
・ザイル50m
・防寒
・最低気温は5℃くらい、翌日の日中は真夏の様相20℃以上
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1日目 山行 8時間30分 休憩含む
06:20 上高地バスターミナル
06:25 河童橋
06:30 日本山岳会上高地山岳研究所
06:35 岳沢湿原・岳沢登山口
10:30 明神5峰南西尾根の肩
11:20 明神岳5峰11:45
12:30 明神岳4峰
12:50 明神岳3峰
13:25 明神岳2峰
14:50 明神岳
明神岳主峰にてテント設営
2日目 山行 7時間30分 休憩含む
06:40 明神岳0
07:00 奥明神沢のコル
08:30 前穂高岳09:10
09:35 紀美子平
11:10 岳沢小屋11:40(昼食)
12:25 見晴台
13:00 岳沢湿原・岳沢登山口
13:15 河童橋14:10
14:15 上高地バスターミナル
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音楽：FREE BGM DOVA-SYNDROME
https://dova-s.jp/
Music：Kei Morimoto
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